「フレックスシンク」のハイバックタイプ。ストレート水栓の配管接続の手順と施工のコツを紹介
「フレックスシンク」のハイバックタイプ
ストレート水栓の配管接続の手順と施工のコツを紹介
「フレックスシンク」ハイバックタイプは、ストレート水栓の配管接続の手順を間違えると、カウンターを外してやり直さないといけなくなります。フラットタイプとは違い、水栓に手が届きにくいためです。
そうしたミスを防ぐために、正しい施工手順と、施工がスムーズに完了する各部材の扱い方を説明します。
ハイバックタイプは、カウンターを取り付ける前の工程が大事

最近、注文が増えている「ハイバックタイプ」。厚みを持たせ、高く立ち上げたバッグガードに、水栓金具を取り付けるため注意が必要です。

上図のように、ハイバック部分の厚みは120㎜ほどしかありません。カウンターを取り付けてから作業しようとしても、手が入らない狭さ。また、水栓金具を洗面カウンターに固定するために、ビス止めをする合板などの下地も必要になります。
施工には水栓金具を洗面カウンターに固定する「取付下地」が必要

上はストレート水栓の配管接続図です。これを見ると、止水栓に接続したブレードフレキを、エルボやサルボを使って水栓金具本体に接続するだけでいいのでは?と思うかもしれません。

しかし、水栓金具を洗面カウンターに固定するには注意が必要。ビス止めをするために、合板などの下地が必要です。
そこで、ekrea Partsでは、専用の「ストレート水栓取付下地」(商品コード:31-1785)をご用意しました。これを使えば作業がスムーズに進みます。
水栓金具本体を洗面カウンターに固定する手順は?

水栓金具本体を洗面カウンターに固定するために以下の手順は、まず、水栓金具本体の洗面にあるM4のネジ穴を確認してください。そして、吐水口が左、レバーが右側になるように配置します。

次に、水栓金具本体の吐水口とレバーの間に、専用の「ストレート水栓取付下地」をはめ込みます。そして②の下穴に皿小ネジを差し込み、固定ネジ頭が取付下地とフラットになるまでねじ込みます。

ストレート水栓の取付穴加工を施している洗面カウンターには、④のように4か所タッピングビス用のザグリ穴が開いています。1つ前の画像にある取付下地③の下穴に刺さるように、カウンター正面からタッピングを使ってカウンターに水栓金具を固定します。
そして、水栓金具を洗面カウンターに取り付けたら、給湯・給水につながるフレキ管がついていることを確認して、洗面カウンターを設置位置に固定します。 ちなみに吐水口、ハンドル、化粧プレートを取付ける④にあるビス頭は、化粧プレートでカバーできます。
最後に、止水栓とフレキ管を接続(要資格工事)すれば完了です。
※ストレート水栓取付下地・ストレート水栓用接続部材セットは現場で調達も可能ですが、31-1785 31-1786をご利用いただくとスムーズに施工できます。

ボウル一体洗面カウンター
FLEX SINK(フレックスシンク)/ハイバックタイプ
今、人気上昇中の「ハイバックタイプ」。バッグガード部分に厚みを持たせ、高く立ち上げた形状の洗面カウンターです。水栓金具の取り付け位置が、立ち上がった壁の部分にあるので、根元の部分に汚れがたまりにくく、お手入れしやすい造作洗面台が作れます。