リノベーションや新築の住宅、店舗でも人気な木製室内窓の枠見込みは「90mm」が主流
リノベーションや新築の住宅、店舗でも人気な木製室内窓
いま、リノベーションや新築で人気なパーツの一つが室内窓です。最近は、在宅勤務する人も増え、家での暮らし方に変化が生まれています。そうした中で、室内窓もその流れの影響を受けたのでしょう。
室内窓を取り付けることで、執務空間とリビングダイニングを緩やかにつなぐことができます。そうすることで、自分は執務空間で作業しながらも、リビングで遊ぶ子供たちが遊ぶ姿を見守ることができます。
ぬくもりのある木製室内窓を設けることで、家族の気配を感じながら作業ができるので、おうち時間を快適に楽しく過ごせることができます。
いまの主流は「木枠見込み90mm」
そんな木製室内窓について、木枠見込みが90mmが主流になっています。これには、室内窓を取り付ける“間仕切り壁の厚み”が大きく関係しています。
室内の間仕切り壁には、工法によって色々な厚みは存在します。下記に、一般的な間仕切り構造を挙げます。
■一般的な木造住宅の間仕切り壁
一般的な木造住宅の間仕切り壁は柱径が3.5寸(105mm)か、4寸(120mm)です。さらに両面から石膏ボード(12.5mmもしくは9.5mm)を貼り、仕上げしろを見てください。
■一般的なマンションの間仕切り壁
一般的なマンションの間仕切り壁はLGS(Light Gauge Steel)が骨組みに使われます。最も多く使われるサイズは幅65ミリのものです。さらに両面から石膏ボード(12.5mmもしくは9.5mm)を貼り、仕上げしろを見てください。
では、上述しました間仕切り壁に対して、どう室内窓をおさめるか、参考例を下記に挙げます。
木製室内窓の納め方
ここでは、木製室内窓の枠見込み90mmの納め方を紹介します。
Detail01木製室内窓の納め方/マンション間仕切り壁t=70mm程度の場合
上述しました間仕切り壁の厚さt=70mmの場合は、上図のようにどちらの居室側にも、木枠のチリを出して木製室内窓を取り付けます。そうすることで、壁紙クロス・塗装などの仕上げ材を入隅で納められるので、きれいに仕上げられます。一般的に、このように納める施工会社が多いでしょう。
Detail02木製室内窓の納め方/マンション間仕切り壁t=90mm程度の場合
上述しました間仕切り壁の厚さt=90mmの場合は、木枠と同じ厚みなので、厚みの中央に納めると木枠と壁がツラになってしまい、壁面仕上げをきれいに納めることが難しくなります。そこで、どちらかの居室側に寄せることで一方は木枠のチリを出し、もう一方は窓側面まで仕上げを巻き込むことで、きれいに納められます。
Detail03木製室内窓の納め方/木造住宅の間仕切り壁t=90mmより厚いの場合<A>
こちらは、間仕切り壁の厚みが木枠見込み90mmより厚い場合です。デザインや施工の都合で、どうしても枠見込みが厚くなると不格好だったり、不相応なことがあります。そのようなときは、上図のように、窓側の面にも仕上げを巻き込みます。この時に注意しなければいけないのが、折り返し部分の寸法が小さいと、壁紙クロスがはねやすくなります。
Detail04木製室内窓の納め方/木造住宅の間仕切り壁t=90mmより厚いの場合<B>
こちらは、さきほど同様に間仕切り壁の厚みが木枠見込み90mmより厚い場合ですが、一工夫しています。木製室内窓の下に、さらに木板を取り付けて出窓風に納めています。こうすることで、厚みのある間仕切り壁なら、ちょっとしたものが置けて有効活用できます。
室内窓を使ったインテリア事例
室内窓をつかったインテリアは、「おしゃれで心地よい空間」になります。室内窓の魅力と併せて、事例の紹介を下の≫空間事例集で解説しました。室内窓のつかうときの参考にしてみてください。
ekrea Partsの木製室内窓
ekrea Partsの木製室内窓は、2列2段と3列1段の2種類のFIX窓をご用意しています。押し出し窓タイプの製作もできます。現場で組上げるのではなくガラスも組込んだ完成品で納品いたします。あとは設置するだけなので、建具屋に依頼しなくても大丈夫です。主な特長は下記の通りです。
- 無塗装の場合のみ飾り格子を固定するビスを半締めにし現場で外しやすい
- 目立ちにくい細ビスを使用、対応するビットと交換用の予備ビスを同梱
- ガラスは透明/ヒシクロス/サハラ/アルトドイッチェの4種類(1枚ガラス)
- コバは糸面処理済み
詳しくは、下のリンクから商品詳細ページをご確認ください。
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