売れ行き減少でも「スライドストッカー」の問い合わせが絶えない理由

売れ行き減少でも「スライドストッカー」の問い合わせが絶えない理由

キッチンのキャビネットには、サイズや用途に合わせた様々な種類の収納パーツが使われています。その中でも、引き出し収納の定番である「スライドストッカー」をご存知ですか?

今回は、スライドストッカーのの売れ行きに関する傾向と、よくある質問をご紹介します。

スライドストッカーとは

ちょっと前までのシステムキッチンには当たり前のようにガスコンロやIHヒーターの脇にあった幅が15㎝ほどのワイヤーラック付引き出しです。調味料などの収納に欠かせなかったあの幅狭、縦長の製品を業界ではスライドストッカーと呼んでいます。

売れ行きが減少傾向の理由とは?(筆者の考察)

近年、スライドストッカーの売れ行きは減少傾向にあります。特にメーカーのシステムキッチンからもどんどん減っているようです。あんなに便利なキッチンパーツだったのに一体なぜなのでしょうか?

キッチンのデザインの動向から、筆者はコストダウンの波に飲み込まれたのだと推測しています。最近のキッチンは、キッチン全体のコストを下げるためにキャビネット(箱)を大きく設定し、キャビネットの数を減らす傾向にあります。幅狭、縦長のキャビネットへ取り付けることを想定しているスライドストッカーは、キャビネットの数とともに減少傾向をたどっていると考えられます。

側付タイプ、床付タイプの使い分け方

減少傾向とはいえ、ボトル系調味料を収納するのにとても便利なスライドストッカーのお問い合わせは耐えません。

比較的多いご質問と回答をご紹介します。

Q. ストッカーによって側付タイプと床付タイプがあるけど、実際どのように使い分けるの?

A.既存の箱の中にストッカーを組み込むのか、それとも新しく作る箱の中に組み込むのかで答えが違ってきます。

スライドストッカーで一番多いサイズは幅が150mmの箱の中に入れるタイプですが、箱の内寸法(幅)は120㎜くらいしかありません。その狭い間口から手を入れ、奥行き方向に伸びた上下レールを水平に固定するのは簡単なことではなく、それなりの腕と特殊工具が必要です。

となると既存の箱に後付けするために床付タイプのほうがベターです。また、新規の箱であれば床付け・側付けの両方が可能です。

バリエーション豊かなストッカー

エクレアパーツでは、小瓶を収納するためだけの小さなストッカーもあれば、まな板やお盆や布巾などを収納する機能性のあるストッカー、さらに素材や色、サイズバリエーションも豊富に取り揃えています。

こちらの記事で詳しく説明しているので、合わせて読んでみてくださいね。

ひとつひとつ商品ページを開いて探す楽しみもありますが、当社スタッフにお気軽にご質問ください。掲載品以外にも多数隠し持っていることもありますので、より最適な一品をご案内できればと存じます。