【造作キッチン事例】木の温もりに包まれた家を建てたい!それならキッチンは造作で
【造作キッチン事例】
木の温もりに包まれた家を建てたい!
それならキッチンは造作で
家を建てるなら、くつろげる場所にしたい。モダンな内装材で仕上げた家よりも、素足に心地よい無垢の床に珪藻土の壁、どこか懐かしさのある家がいい。そう考えている人は少なくありません。
ここで、問題になるのがキッチン。壁・床・天井のテイストを揃えることができても、システムキッチンだと、違和感のある空間になってしまうことが…。家づくりあるあるです。
この問題を解決してくれるのが造作キッチン。墨付けや手刻みといった、伝統的な技を身につけた腕利きの大工集団を抱え、建て主の要望に応え続けている、和歌山県の清水工務店が手がけた造作キッチンの事例を見ていきましょう。
目次
事例1)太い梁を表しにした、おおらかなLDKになじむ、使いやすさも抜群のキッチン
こちらのお宅は、今はやりの2階リビングのプラン。一室空間のLDKには天井を張らず、太い梁を見せたおおらかな空間にしあげています。ダイニングテーブルは、来客があったときは伸ばしたり、レイアウトを変えたりできるタイプのものに。空間とのバランスも絶妙です。
その奥にあるのが、清水工務店がekreaPartsのキッチン・キットを使ってつくった造作のキッチン。家と同様に木を多用し、空間の統一感が生まれました。
対面式のキッチンは、一方を壁につけたペニシュラ型。造作ですから、コンロや食洗機の位置も希望通り。シンク前には、洗い物のあとにすぐ手を拭き、次の作業に取りかかれるよう、タオル掛けをつけました。
キッチンの背面には、調理家電を並べておけるカウンターを造作。コンセントの数もバッチリです。カウンターの下には、分別ゴミ用のゴミ箱置き場も用意。食器棚も一緒に造作しました。
LDKとつながるロフトから見た写真。キッチン本体に使われているステンレスも、悪目立ちすることなく、木の心地よい空間と調和しています。
こちらのお宅は、キッチン本体プラス、背面のカウンターや家具も造作することで、イメージ通りの温もり感のある、使い勝手のいいキッチンが実現できました。
事例2)扉材に表情豊かな無垢材を使った、“見せる”壁付けキッチン
こちらは、記事の最初に紹介した写真のお宅のキッチンです。1階のLDKを配して、キッチンは壁付けを選択。リビング階段にも木をふんだんに使い、懐かしさも感じられる、空間に仕上がっています。
こちらの造作キッチンは、面材に節ありの無垢材を使用して仕上げています。まさにこの空間にぴったりなキッチン!
本体には、事例1と同じく、ekreaPartsのキッチン・キットを使っていますが、プランも雰囲気もまったく違うものになりました。
どこか懐かしさを感じるキッチンですが、引出しを開けるとこの通り。モダンなシステムキッチンと同じように、包丁差しとカトラリートレーがセットされています。写真は、シンクとコンロの間の作業スペース下の引出し。
こちらは下段の引出し。中は、鍋やフライパンを収納できる深めの部分と、細かいものを整理しやすい浅めの部分に分かれて、とても使いやすそうです。
ここのように、造作キッチンなら、持っている調理道具の種類や量に合わせて対応することも可能なのも嬉しいところです。
造作キッチンなら、そのあとのメンテナンスも安心!
心地よい木の空間を作り出している、2つのキッチンをご紹介しました。この2つのキッチンの本体に使われているekreaPartsのキッチン・キットは、シンクやコンロ、食洗機などの位置も、比較的フレキシブルに対応可能。自分らしい、使い勝手のいいキッチンを実現できています。また、面材も自由に選べますから、木の温もりに包まれた空間にフィットするキッチンにすることもできるのです。
現に数多くの工務店で採用されています。そして、納品されたキットは、工務店の大工が責任を持って仕上げていきます。実はこれが大きなメリット。もし、何か不具合があっても、工務店が対応できるからです。
ekreaPartsのキッチン・キットで、使いやすくて実現したいインテリアにもフィットする、自分だけのキッチンを実現してみてはいかがでしょう。
■取材・写真協力/株式会社清水工務店
「住まい手」と一緒に愛着の持てる家を建てる
棟梁が創業したこともあり、墨付けや手刻みといった伝統的な技を身につけた、腕利きの大工集団を抱える工務店。構造材は紀州の山で育った杉と檜を使い、地域に根ざした家づくりを目指している。モットーは「住まい手」と一緒に愛着の持てる住まいを建てること。2代目の現社長は、大阪の人気設計事務所での勤務経験もあり、設計力にも定評がある