【検証】グローバルとタダフサで調べる、包丁差し・包丁収納の選び方
【検証】
グローバルとタダフサで調べる
包丁差し・包丁収納の選び方
扉裏や引き出し用、包丁トレーなどといった、意外と種類がある包丁差し・包丁収納。今回は、包丁の人気ブランドであるグローバルとタダフサを使って、適した包丁差し・包丁収納の選び方を説明します。
包丁差し・包丁収納の選び方
料理するときには欠かせない、包丁。毎日使うものだから、包丁にこだわりがある人も多いはずです。こだわりの逸品を買うときには、安い買い物ではないので慎重になりますよね。
だから、「せっかく良い包丁を買ったのに、自宅の包丁差しに入らなかった」なんてことになるのは避けたいはずです。
そんなことにならないように、包丁に合った包丁差し・包丁収納を選んでおくべきです。ということで今回は、包丁の人気ブランドである「グローバル」「タダフサ」をつかって、実際にいくつかの包丁差し・包丁収納に入るかどうか試します。
これが、包丁差し・包丁収納を選ぶときの参考になれば嬉しいです。
多種多様な包丁差し・包丁収納
「包丁差し・包丁収納」と聞いて、多くの人が最初に思う浮かぶのは、扉裏に取り付けられた包丁差しでしょう。
しかし、それ以外にも様々な包丁差し・包丁収納があります。おもに下図のような、5種類に分けられます。
- マグネットナイフラックは、マグネットバーに包丁をくっつける収納です。最近「見せる収納」というテーマで人気が出てきました。
- 幕板包丁収納とは、これまでデッドスペースとされてきたキッチンシンク前のスペースを包丁収納にしたものです。
- 引出包丁トレーは、カトラリートレーのように包丁も引出し内に収納できるものです。
- 引出用包丁差しは、キッチンの引出し収納内に包丁差しを設置するものです。
- 扉裏取付包丁差しは、思い浮かぶ人が多いキッチン扉裏に設置する包丁差しです。
今回はこの中から数種ピックアップして、包丁の人気ブランドである「グローバル」「タダフサ」をつかって、実際にいくつかの包丁差し・包丁収納に入るかどうか検証してみました。
グローバルの三徳包丁とタダフサのパン切り包丁
では、今回の検証につかう包丁を紹介します。
一般的な包丁のサイズである「三徳 刃渡り18cm G-46/グローバル」と、長めの包丁として「パン切り包丁/庖丁工房タダフサ」の2本を用います。
包丁差し・包丁収納にしまうときに関わる、刃渡りの幅と長さをそれぞれ比較してみました。
見ての通り、幅は三徳/グローバルの方が広く、長さはパン切り包丁/タダフサの方が長いです。
ではこれがどのような結果を及ぼすのか、検証していきましょう。
包丁差し・包丁収納に入るのか検証
今回試すのか、下の4種類の包丁差し・包丁収納です。
左上:ステンレス包丁差し / 右上:抗菌包丁差し
左下:引出用包丁差し / 右下:引出用包丁トレー
上の2種類の包丁差しは扉裏に設置するタイプのもので、下の2種類は引出し内に設置するタイプのものです。実際に検証してみました。
ステンレス包丁差し
では、ステンレス包丁差しから。下の写真をご覧ください。
<三徳/グローバル(左:表面/右:裏面)>
<パン切り包丁/タダフサ(左:表面/右:裏面)>
見ての通り、どちらも綺麗に納まりました。長いパン切り包丁/タダフサでも、まだ余裕がありますね。
抗菌包丁差し
つぎに、抗菌包丁差し。下の写真をご覧ください。
<三徳/グローバル(左:表面/右:裏面)>
<パン切り包丁/タダフサ(左:表面/右:裏面)>
見ての通り、こちらもどちらも綺麗に納まりました、とおもいきや「パン切り包丁/タダフサ」の方を見てみると、刃先が飛び出ていることが分かります。
この抗菌包丁差しの高さは233mm、パン切り包丁/タダフサの刃渡りの長さは230mm。納まるかと思いきや、飛び出てしまっています。これは、刃渡り元~柄までの15mmが引っ掛かりがないので、その分飛び出てしまったのです。
これは入れてみて初めて気づくことでした。このことから、刃渡りの長さだけで、包丁差しを選ぶのは誤っていると分かります。どこで引っかかるかを考慮して、そこから刃先までの長さを見て選ぶことにしましょう。
引出用包丁差し
つづいて、引出用包丁差し。下の写真をご覧ください。
<三徳/グローバル>
<パン切り包丁/タダフサ>
見ての通り、どちらも綺麗に奥まで入りました。
コチラの商品には、チャイルドロック機能付きのものがあるのですが、パン切り包丁/タダフサの方は刃渡りの幅が狭く、ロックされるはず幅をすり抜けてしまいました。
これも入れてみて初めて気づくことでした。収納はできますが、チャイルドロック機能まで活かすことはできませんでした。このことから、チャイルドロック機能のものはどれくらいの幅で活用できるのか確認しておきましょう。
引出用包丁トレー
さいごに、引出用包丁トレー。下の写真をご覧ください。
<手前:三徳/グローバル、奥:パン切り包丁/タダフサ>
見ての通り、どちらも綺麗に奥まで入りました。長いパン切り包丁/タダフサでも、まだ余裕がありますね。
幅や長さにあった包丁差し・包丁収納を選ぶ
今回の検証で、包丁の幅や長さでうまく活用できるかどうか違いが出てくることが分かりました。
ただ、どんなサイズにも合う包丁差しや包丁収納がないことも事実でしょう。できる限り、包丁を収納したいのであれば、大きめサイズの包丁差しや包丁収納を選ぶしかなさそうです。
弊社では、今回の検証で用いたもの以外にも包丁差し・包丁収納をご用意しています。包丁差し・包丁収納をお探しなら、ぜひ一度ご覧ください。
参考になったでしょうか。少しでも、包丁差しや包丁収納選びの参考になれば嬉しいです。