海外製それとも国内メーカー?失敗しないビルトイン食洗機の選び方
海外製それとも国内メーカー?
失敗しないビルトイン食洗器の選び方
そもそも欧米ではビルトイン食洗機の普及率は約70%。それに対し日本国内の普及率は30%程度にとどまっています。この理由には、スペースが無い、水道代・電気代がかかりそう、家事の手を抜いているように思われがち、などネガティブな要素が挙げられます。
しかし、一度使い始めると洗濯機を動かすように生活の一部に溶け込み、家事のひと手間を減らしてくれるとても便利な代物。今回はこの食洗機(自動食器洗い機)について、知って得する選び方のポイントを解説します。
目次
海外製の食洗機は、大皿や鍋も一緒に洗えるフロントフルオープンが主流
当社のekreaキッチン部門では、オーダーキッチンの設計・製作・販売を手掛けております。ショールームにお越しになるお客様の中でも海外に長くお住まいになっていた方は、ビルトイン食洗機にかなりこだわりが強い傾向があります。
そのこだわりとは、大型扉パネル部分が90度開閉する内倒し方式になっており、大皿やボウル、食器、さらに鍋なども一緒に入れて洗えること。このような内倒し方式をフロントフルオープンと言い、海外製の食洗機に多く見られます。代表的なメーカーにはMiele、GAGGENAU、AEG、BOSCHなどがあります。
海外製で乾燥機能付きは少数。乾燥機能で選ぶならBOSCHがおすすめ
強いてデメリットを挙げると、海外製の食洗機には乾燥機能付きの機種が少ないことです。しかし数年前にエクレアパーツで代理店契約をして取り扱いを始めたBOSCHの食洗機は、ゼオライトドライという独自の乾燥方式が搭載されています。
洗浄時に発生する庫内の湿気をゼオライトが吸収し、庫内温度を上昇させて食器類を乾燥させるため、乾燥のために電力やエネルギーを使わない非常にエコな機能です。メーカーにおいては、この機能を敢えて乾燥機能とまでは標記していませんが、筆者に言わせれば、十分な乾燥機能だと思っています。BOCSH食洗機は、日本の台所にも合う優れものの食洗機であることは間違いありません。
国産メーカーの食洗機は、多機能で出し入れしやすいプルオープンが主流
さて食洗機の扉の開き方の話から始まりましたので、もうひとつ引き出しのような開き方ができるプルオープンタイプの話もしておきましょう。
パナソニックやリンナイなど国産メーカーに多く、乾燥機能など多機能なラインナップが特徴のひとつです。庫内は小さいものの、しゃがまずに出し入れ作業ができるため、小まめに分けて洗う使い方に向いています。また、乾燥機能を使えば、水分をふき取る手間が軽減し、家事が格段にラクになります。
食洗機を検討するときは使い方にこだわりを持って考えてみてください。食洗機には扉の開き方によってフロントフルオープンとプルオープンのふたつのタイプがあることは、是非覚えておきましょう。
BOSCH(ボッシュ)食洗機
フロントオープン仕様で、国産のものと比べると収納量が多いです。また、環境意識も海外の方が高いことから、エコな乾燥方法を採用しています。特に、「ゼオライトドライ」は洗浄時に発生する庫内の湿気をゼオライトが吸収し、庫内温度を上昇させて食器類を乾燥させるため、乾燥のために電力やエネルギーを使わない非常にエコな機能です。※ekrea Partsでは代理店契約しております。